企業概要・代表挨拶の書き方【プロが教える重要な1ポイント】

企業概要も代表挨拶も、会社のイメージを掴む為に最も重要なコンテンツの一つです。
BtoCの場合、わざわざ販売会社やサービス提供者のプロフィールを確認するようなことはしないかとは思いますが、BtoBや法人契約が可能なサービスを提供している場合、この2点は確実に見られている、と言っても良いと思います。

見る側の大多数は経営層かと思いますので、当然お金を払う価値のある企業か、安心して取引が遂行出来るかなど、見られるポイントは多数あります。
あとはこっちの言うことを聞いてくれるか、もっと言うと言いなりになってくれるか、みたいな裏の部分も見たりします。

当然、当社も場合によってはこういった黒い部分を加味した上であえて都合の良い事業者になりきり、ターゲットをコントロールする、といった裏の裏をかくようなことをしたりもします。

何が言いたいかと言うと、ただ文章を書けば良いってもんでもなく、専門用語沢山並べたり自分の会社の素晴らしさを羅列しても、読もうとは思わないんですね。
立派な文章だなぁ、立派なサイトだなぁと思っても、読みたいなぁ依頼したいなぁとはなりにくい。

誰でも真似出来る簡単な1ポイント

じゃあどんなことを書けば良いの?ということを全部書いていくととてつもない文章量になってしまいます。

当然セールスライターをやるのであればそれだけの文章量を読む価値があるとは思いますが、社長の挨拶や企業概要のたかだか1000文字程度にそんなに時間もかけてられないと思います。

なので、今回はテクニカルな部分は避け、簡単に真似出来る内容を一つ。

自分の思いを書け!

とにかく、そのサービスや製品への思いをしっかりと書いて下さい。
言い換えると企業理念とか、もっと短期の話だと経営ビジョンみたいな話になってきます。

経営学的には社内の統率とか株主対策とか内部戦略の話になってくるんですが、セールスライティング的には外部戦略として超重要。
つまり、理念とか抽象的な概念って、かっこつけみたいに見えるけど内外においてかなり効果を発揮するものだったりします。
自分も就職活動をしていた頃は「なにこれ意味あんの?」と思いつつ、丸暗記して面接受けたりしてましたけど、設定されていないと指針になるものがなく、何もかもがバラバラに進んでいくんですよね。
社長が思いつきでやりたい放題やるだけの会社になっちゃうんです。

色々書きましたけど、理念とかそんな難しいことを考える必要はないと思います。
考え方はもっと簡単で良いです。

「こんな人に使ってほしい」「社会をこんな風にしたいんだ」

っていうのを誰にでもわかりやすく、伝わりやすく、思いを全力で書き記して下さい。

伝わらない言葉は避けろ

ホームページとか作るとどうしても経営者っぽいこと書きたくなります。
気持ちはわかります。
私も自分のことデカく見せたいので、それっぽいこと書きたくなります。

でも、それっぽい横文字とか専門用語とか、取り繕っても見透かされるか興味を失うかのほぼ2択なので、全力で避けて下さい。
社員数が数千数万人いるような上場大手企業ならそれで良いと思いますが、そもそもああいう文章は銀行とか株主とか、ターゲットが明確にあってこその文章ですし。
そうじゃないならこういう文章は誰も求めてないと思います。

ちなみにこれ、セールスライティングじゃなくて、面接とかプレゼンなんかでもありがちだと思います。
何ちゃらビリティだの、こんな経験ありますだの、色々書くけど、
「で、結局何が言いたいの?」ってなっちゃうアレです。

「お前は何がしたい」が超重要

会社員だった頃、上司に良く言われた言葉です。今でも大切にしています。
その上司のことはめちゃくちゃ嫌いでしたが。笑

色々それっぽいこと書き連ねても、多分同業他社を見たら同じようなことが書いてあるんですよね。

「いや、俺は新しいサービスを開発したんだ!これは世の中にはない!」という方もいますが、別になくても社会は回ります。多分代替可能なサービスはたくさんあります。
むしろそんな新しいサービスなら逆に導入するかめちゃくちゃ悩みますよね。実績ないんですもの。

なので、「何がしたい」がとにかく重要なんです。(お金が欲しいみたいな正直過ぎるのはNGですが。)
そこに至るまでのストーリーはきっと千差万別だと思います。

この人と仕事がしたいと思わせること

仮に製品やサービスが素晴らしいものだったとしても、会社概要や社長の挨拶ページにわざわざ書かないで良いです。
そんなことはサービス別のページなりLPなり、もっと別の場所に書いて下さい。

直接プレゼン出来るならともかく、文章は顔を合わせないコミュニケーションです。
そんな場所でせっかく人となりが伝えられる場が設けられているのに、それを活かさず「ただのインターネット上の1コンテンツ」として完結させてしまうのは勿体無い。

ちなみに、WEB制作会社とか、創業に立ち会っていない社員とかにパッと任せるとこの辺りが全部抜け落ちた文章が出来上がります。文章力はあっても何も伝わってこない文章が完成します。
ライティングは専門家に頼むか、経営者自身でなるべく書くのが良いと思います。

経営者自身が書く場合は文章の完成度なんかあんま気にしないで下さい。自分の気持ちが伝わっているかだけ考えて下さい。
あまりに読みにくいと困るので、何度か見直した方が良いとは思いますが。

その他のポイント(文字数やリライト)

日付を開けて見直すべし

自分の作ったものはなんでもそうですけど、完成した当日は、「素晴らしいものが出来た」「我が社の文章は完璧じゃないか」と、調子に乗りがちです。
でも、次の日見ると「何て書いてあんだこれ?」「わかりにくいなこれ」ってなることがよくあります。

文章を忘れた頃にもう一回見直してみて下さい。
意外と粗が出ます。

それがめんどくさいなら、せめて(自社の社員や同業ではなく)友人に見せて「理解出来る?」って聞いてみて下さい。
そのサービスの素人が理解できる文章ならそれで良いと思います。

文字数について

大体1000文字が目安になると思います。

短いと丁寧に思いを伝えられません。
対して気持ちも思い入れもないサービスなんだな、やる気ないんかな、と受け取ります。

逆に長すぎると飽きます。
色々伝えたいのでしょうけど、今度は読むのがしんどくなってきます。

1000文字±前後300文字程度が良いラインだと思います。

この辺りを意識して作成してみて下さい。

まずは書いてみて!

色々テクニック的な部分を知りたい方もいるとは思うんですけど、付け焼き刃すぎて意味ないと思います。
まずはこの記事だけで文章書いてみて下さい。

それで、不足している部分は後から調べれば良い。
もっと信頼性持たせたいなら、「信頼 文章」とかで調べれば良いと思います。
情報がごちゃつかないように気をつけて下さい。

余談と宣伝

色々書いてはみましたが、この記事自体は対して構成考えたりしたわけでもなければなんか意識したわけでもありません。
書きたいこと続けて書いてみただけです。多分リライトもしません。
このホームページ全体にもそんな雑なところが多数見えます。お客さんのだと時間かけてきっちりやるわけですが、自分のホームページだと出来なくなるのは困りものです。

さて、この流れで言うのも変な話ですが、セールスライテングでお力になれることがあれば是非当社にもご相談下さいませ。
当社のライティングの一番の強みは、記事にも掲載させて頂いたような「信頼性を持たせること」にあります。
「書いてみたから添削してほしい!」なんて依頼でも当然OKです。

是非ご相談頂けると嬉しいです。